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担当教員の挨拶
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                          (フュッセンのノイシュヴァンシュタイン城)

【ドイツ・ドイツ語の紹介】 

 ドイツ語は、ドイツ本国を始め、オーストリア、スイス東欧(旧ハプスブルク帝国支配地域)の国々で広く日常言語として用いられています。ドイツ語は、英語と同様にゲルマン語族に属しており、この二つの言語は語彙や文法構造など共有する部分が多く、とても近い関係にあります。(使用頻度では英語の語彙は80%がゲルマン語系です)そのため英語既習者は、それほど抵抗なくドイツ語学習を始めることができるでしょう。

 中央ヨーロッパに位置するドイツを取りまく環境は、最近急速に変化しつつあります。ドイツは、ロマンティック街道メルヒェン街道の中世の家並みの美しさや、クラシック音楽ビールの国として日本では知られていますが、1990年の東西ドイツ再統−以降、名実ともにヨーロッパ最大の国家になりました。そして昨年度からスタートしたEUの単−通貨ユーロを管理する欧州中央銀行がフランクフルトに置かれたように、近年ドイツは、シュレーダー政権のもとでEU統合の指導的な役割を演じています。今後ドイツは、経済的分野においてさらなる発展が期待されており、すでにドイツ銀行は企業買収によって世界最大級の銀行となり、またダイムラー=ベンツによるアメリカのクライスラーとの合併や三菱自動車への資本参加なども報じられています。今年東西ドイツ統−10周年を迎え、ボンから首都機能が移ったベルリンは、国会議事堂の再建など建築ラッシュを迎えており、またポツダム広場に巨大なSonyセンターが完成するなど日本との結びつきも深まっています。大きく変貌しつつあるその姿は、21世紀に向けてドイツが新時代を迎える予感を告げています。

 このようなドイツですが、日本との直接的な関わりは明治維新の前後に始まります。特に明治政府がドイツを日本の国家のモデルとしたこともあり、単に科学技術ばかりではなく、社会制度、文化政策、軍事組織などきわめて広範囲においてドイツの影響が強く見られます。特に法制度においては、明治憲法がドイツ憲法に倣ったことはよく知られていますが、現在もなお日本の民法や刑法ではドイツ法の影響が顕著であります。ドイツは、19世紀から20世紀前半において、自然科学の多くの分野において世界の最先端をリードしてきました。それは第二次世界大戦までに、ノーベル物理学賞と化学賞のじつに1/3近くがドイツ人に与えられていた事実からも窺えます。また哲学(カント、ヘーゲル、ニーチェ、ハイデガー)文学(ゲーテ、シラー、トーマス・マン、ヘッセ)音楽(バッハ、モーツアルト、ベートーベン)などの人文科学や芸術の分野においても、ドイツ人はこれまで特筆すべき業績をあげてきました。  

 ドイツ語を通じて、このような多様で深い文化を持つドイツについて学ぶことは、極めて意義のあることであり、それを基盤として西洋古今の思想や芸術に関心を寄せ、広く文化的な教養を養うことは、これからの時代の人間形成を考える上で、不可欠なことであります。また情緒的な日本語とは全く異なる言語体系を持つドイツ語を学習することは、単に言葉を学ぶことに留まらず、ドイツ語の持つ論理性・体系性を身につけ、それによって学問を学ぶための基礎的な思考力や問題解決能力を養成することになるでしょう。

【講義の概要】

 ドイツ語学習の目的は、ドイツ語文法を基礎として、ドイツ語の総合的能力(読む・書く・話すの三要素)の向上と、ドイツ文化への理解を深めることにあります。1年次の基礎科目の授業のうち、

 「ドイツ語I・II」は、後期期間の開講で、初級ドイツ文法について学習します。履修する32の文法項目を大きく二つに分け、それぞれの授業において、文法形態(人称変化・名詞の格変化・形容詞の格変化など)と文章構造(関係代名詞、受動態、接続法など)についての修得を目的とします。各クラスで学習内容にばらつきが無いように、法学部ドイツ語のオリジナルテキストを使って履修内容を統−しますので、どのクラスでも効果的に学習を進めることができます。またテキストの進度にあわせて文法事項の確認問題や単語・例文の復習を行いながら、基礎力の定着を図ります。この授業を履修すれば、ドイツ語検定試験4級に合格するレベルに到達することができます。

1年次後期、および2年次に開講されるドイツ語V・W」は、1年次で修得された文法の知識を基礎に、できるだけ多くのドイツ語の文章に触れるために、ドイツの思想、文化、社会などについて書かれたテキストを用いながら、読解中心の授業を行います。またその際ドイツ人によって吹き込まれたテープ等を随時用いて目や耳からの学習もあわせて行いますので、より実践的に学習することができます。またドイツ人による「ドイツ語会話」も同時に開講されており、ネイティブとの対話練習によって、簡単な挨拶から複雑な会話へと徐々にコミュニケーション能力を向上させることができます。

「言語と文化」(ドイツ語圏)は、ドイツ語学習を始めるためのオリエンテーションとして設けられている授業で、1年次に開講されます。ドイツの様々な文化に触れながら、その言語であるドイツ語に少しずつ触れていきます。半期で12時間を予定しており、ドイツの文化、歴史、社会等のテーマを初めとして、時には料理、ワイン、ビール、スポーツ、自動車等の様々な話題を取り上げたり、あるいは音楽、絵画、映画等に触れながら、興味を持ってドイツに関する知識を深めることができる授業となっています。(表1を参照)またドイツに関する知識が全く無い人でも、またドイツ語を選択していない人でも履修できるように十分に配慮されています。

表1 「言語と文化」(ドイツ語圏) 授業予定表(例)  

回数テーマ内容    
第1回 オリエンテーション  ドイツ語史・ドイツ文法概論
第2回・第3回 ドイツ地域論・ドイツ史・オーストリア史 
ベルリン・ミュンヘン・ヴィーン
神聖ローマ帝国〜第二次世界大戦等
第4回・第5回  ドイツ・オーストリアの生活・社会
料理・ビール・環境問題・社会保障制度
第6回・第7回  ドイツ・オーストリアの美術・建築・音楽 
バロック・ロマン主義・世紀末等
第8回・第9回  ドイツ哲学・思想・宗教  敬虔主義・ドイツ観念論・実存主義等
第10回・第11回  ドイツ・オーストリア・スイス文学  古典主義文学〜20世紀文学等
第12回  ドイツ映画史  表現主義映画・現代映画等 
*授業内容はクラスによって若干異なります。

 
 2年次以上総合科目の授業では、

すでに修得した文法の知識を基礎に、さらに総合的な応用力を養成すると同時に、多面的にドイツ語・ドイツ文化にアプローチします。そのために、1年次よりも専門的な講義内容が用意されています。「ドイツ語W」では、「ドイツ語V」に引き続いて、ドイツの思想、文化、社会などに関するテキストを読み、読解力を強化します。
 2年次後期開講の「総合演習T」
ではドイツ語圏の新聞、雑誌、TV番組、ラジオ放送、ホームページ等の資料を組み合わせながら、読解・ディクテーションの練習、ヒヤリング・オーラルコミュニケーションの練習をします。

 また法学部のドイツ語では、インターネットを利用したマルチメディア教育も推進しています。例えばドイツ語の履修者は、好きな時間にインターネットから、法学部のサーバーに用意されているドイツ語会話のビデオ教材にアクセスし、その教材のテキストや文法事項に関する説明を見ながら、学習することができます。また内容に関して質問などがあれば、電子メール等で直接教員に問い合わせることもできます。    

また成蹊大学には、学生のみなさんに直接その目でドイツを学んでいただくために、ドイツのハイデルベルク大学とボン大学との間に1年間の長期の協定留学(交換留学)の制度があります。いずれもドイツを代表する大学ですので、是非そのチャンスを活かして下さい。またドイツ語検定試験のための指導も行っています。

なお法学部のドイツ語の履修に関するより詳細な情報について、またドイツ語の履修等に関するご質問は、E-mail:satomura@law.seikei.ac.jpまで電子メールにて直接お問い合わせ下さい。


ドイツ語履修のモデルパターン 1年生     

1年次

2年次

 

  前期

   後期

  前期

   後期

パターン@

ドイツ語T@ 
 

ドイツ語U@
ドイツ語V@ 

ドイツ語W@

総合演習T

パターンA 

ドイツ語TA 

ドイツ語UA
ドイツ語V@ 

ドイツ語W@

総合演習T

パターンB

ドイツ語TB 
 

ドイツ語UB
ドイツ語V@ 

ドイツ語W@

総合演習T

パターンC ドイツ語TC
ドイツ語U
C 

ドイツ語V@

ドイツ語W@

総合演習T

 *1年生のうちに、基礎であるドイツ語Vまで履修するようにしてください。

**********************************************

  


履修登録のご案内


時間

   科目

教室

4月3日(水 学科別ガイダンス

5号館−101

4月4日(木)

履修ガイダンス・履修相談

5号館−102

4月5日(金) 予備登録 5号館−102

   *履修ガイダンスはドイツ語履修希望者全体に授業説明を行い、履修相談では個別に履修の相談にのり ます。
   *
予備登録は、授業を履修するためにあらかじめ履修者を登録するもので、
予備登録をしないで本登録することできませんので、かならず予備登録をしてください。

     履修ガイダンス・履修相談の日程        実施日時: 4月4日(木)    

      履修ガイダンス

時間

   科目

教室

10:00-10:20

英語

5号館−102

10:25-10:45

中国語

5号館−102

10:50-11:10

ドイツ語

5号館−102

11:15-11:35

スペイン語

5号館−102

11:40-12:00

フランス語

5号館−102

    履修相談 

時間

 科目

教室

**:**-**:**

英語

9号館−101

11:20-14:00

ドイツ語

9号館−203

**:**-**:**

フランス語

9号館−204

**:**-**:**

中国語

9号館−102

**:**-**:**

スペイン語

9号館−202



 履修のための予備登録     実施日時: 4月5日(金)

時間

   

教室

10:00-13:00

ドイツ語

5号館−102

    *教室、時間等は変更する場合がありますので、配布される履修案内等で確認してください。






2002年度 法学部ドイツ語 カリキュラム一覧   (前・後期ゼメスター) 
(科目名をクリックすると一部シラバスを見ることができます) 
                         

学年

科目名

前期/後期  

単位数

備考

1

ドイツ語T a@  ペアクラス 

1

後期のUb@とペアクラス・同時間割

1

ドイツ語I aA  ペアクラス

1

後期のUbAとペアクラス・同時間割

1

ドイツ語T aB  ペアクラス 

1

後期のU bBとペアクラス・同時間割 

1

ドイツ語I aC ペアクラス

1

前期のU bCペアクラス

前期集中型

1

ドイツ語I aD   

1

前期のUaDと同時間割 

新カリ再履修 旧カリST

1

ドイツ語II b@  ペアクラス  

1

前期のT a@とペアクラス・同時間割

1

ドイツ語II bA ペアクラス

   後

1

前期のT aAとペアクラス・同時間割  

1

ドイツ語II bB ペアクラス

   後

1

前期のT aBとペアクラス・同時間割 

1

ドイツ語II aC  ペアクラス

前   

1

前期のT aCペアクラス

前期集中型 

1

ドイツ語II aD 

1

後期のT bDと同時間割 

新カリ再履修 旧カリST

1

ドイツ語III b@

   後

1

       

2

ドイツ語III a@

1

旧カリ再履修SU(後期のW bAとペアクラス・同時間割)   

2

ドイツ語IV aA

1

 

2

ドイツ語IV aB

1

 

2

ドイツ語IVb@ 

1

旧カリ再履修SU(前期のV aAとペアクラス・同時間割)

2

ドイツ語 総合演習T

   後

1

 

2

ドイツ語V   文化・地誌

 前/

2

旧カリキュラム2002年度まで開講

3

ドイツ語    総合演習U

 /

2

旧カリキュラム2002年度まで開講

3

ドイツ語  文学作品U  

 前/

2

旧カリキュラム2002年度まで開講

4

ドイツ語     思想社会V      

 /

2

旧カリキュラム003年度まで開講

1

ドイツ語会話演習 初級

1

 

1

ドイツ語会話演習 初級

   後

1

 

1

西洋文化Ta 

1

ロマン派−現代

1

西洋文化Tb 

   後

1

古代−古典時代

1

言語と文化@

2

 

1

言語と文化A

2

 

1

言語と文化B

2

 

1

言語と文化@

2

 

1

言語と文化A

2

 




使用テキスト

(項目をクリックすると一部授業で利用予定の文法テキストを見ることができます。pdfファイル) 

時間 ドイツ語T ドイツ語U
1 T-1L. 1 発音・母音 U-1L. 1 発音・母音
2 T-2L. 2 発音・子音 U-2L. 2 発音・子音
3 T-3L. 3 現在人称変化 (1) 

U-3L. 4

冠詞と名詞
4 T-4-1L. 5
T-4-2L. 7
現在人称変化 (2)
命令法
U-4-1L. 6U-4-2L. 8 数詞人称代名詞
5 T-5-1L. 9

T-5-2(L.11

動詞の3基本形
過去と未来の人称変化

U-5L. 10

名詞の複数形と格変化
6

T-6L. 12

完了時制 U-6L. 13 前置詞 
7

T-7L. 14

形容詞の格変化 U-7-1L. 15U-7-2L. 16 定冠詞類不定冠詞類
8 T-8L. 17 話法の助動詞 U-8-1L. 18

U-8-2L. 19
U
-8-3
L. 20

定動詞の位置
疑問代名詞

指示代名詞
9 T-9L. 21 複合動詞 

U-9L. 22

接続詞 
10

T-10L.23

過去分詞と受動態 U-10L. 24 関係代名詞・関係副詞
11 T-11L.25 分詞 U-11-1L. 26U-11-2L. 27 再帰代名詞・再帰動詞
非人称動詞・esの用法
12 T-12L.28 不定詞 U-12L. 29 形容詞・副詞の比較
13

T-13L.30

接続法(形態) U-13L. 31 接続法用法

    




           

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